特定アジアとネット右翼:その1

あれですよね、日本国籍をお持ちでない方々の人口がかなりちょっと多い市に住んでる人としては、こういった話題は、切実に「身の危険」を伴うのですが、まあblogに書く程度じゃ問題ないでしょ。
まず、「特定アジア」という単語を知ってください。はてなキーワード自動リンクなってると思います。
朝日その他マスコミが「アジア各国」と表現する場合、ほぼすべてが、この特定アジア3国をさします。
たとえば、「小泉首相靖国参拝に対しアジア各国から〜」って場合、国家元首が「その国内にある」特定施設を参拝することに文句をつける(=完全な内政干渉)ような国は、そもそもその3国しかありません。
で、です。この特定アジアという単語、発祥はよくわかりませんが、爆発的に(一部で)普及したのは、間違いなく、ネット、特に2chまわりにおける、右傾傾向が背景にあります。別に、極右でもない限り、少々の(現状を基準とした)右傾化は、左傾化よりはよっぽどいいと思うので、ここらは触れませんが、問題は、得意げに語る人のうち、ネットによる偏った情報のみを知る人が多い気がすることです。
逆に、それに反対する人にも、旧来的な、アレルギー的反応が多いのも気がかりですが。(ちなみに、ネット右翼って単語は、そもそも、論破されちゃった左翼寄りな人たちが、右翼よりな人を人格攻撃するために作った言葉で、差別的ニュアンスを含むので、注意してください。)
何が原因かってのは明らかで、学校教育の偏向に決まってるんですが、いまさら、中立的な学校教育を、なんてあと20年くらいは無理なので、それも置いときましょう。私なんかがどうこうできる問題じゃないですしねw
じゃー何が出来るかってことになります。事実を知るんだ!なんて言ったって、なかなか難しいですしね。他人を介した時点で、情報は事実である保証はなくなりますから。
とりあえず、複数の新聞、それが無理ならネット上での新聞会社各社のサイトに掲載されてるニュースを、平行して読むのがいいと思うのですが。これが結構面白いんですよ。特に、掲載写真のチョイスに、紙面の裏に潜む編集側の主義は透けて見えますw
たとえば、どっかの国(中国だったと思うのですが)で暴動が起こって、それに対して警察が出動して鎮圧とかいう記事だと、朝日は警棒振りかざしてる写真、産経は暴動が破壊行動に出てる写真、読売は暴徒と警官がにらみ合ってる写真、と見事にカラーの違いが出てました。



長くなりそうなので続きは今度