せきゅりてぃ

先日、ふとノートでワイヤレスLANを検索してみたら、快適に通信できる電波強度の範囲で、2つも保護されていないネットワークが見つかりました。
いやー、3年前とかならいざ知らず、今でも結構あるんですねぇ
ちょっと気になったので、大げさにならない範囲での、ご家庭向けセキュリティ講座みたいなのをば。
これらは、最後の仮想化をのぞけば、やってて当たり前みたいなレベルの話です。
でも、逆にこれらをやっていれば、完璧は無理ですが、普通のパソコンの使い方なら、ほぼ100%安全といえるでしょう。

まず第一に、ワイヤレスLANを使用する場合、適切なセキュリティ設定を行うこと。
わかんなかったらバッファロー製品で固めて、AOSSでおまかせ設定するのが無難です。
有線とは違い無線は、外部からたやすく拾え、のぞき見ることができます。要注意。

つぎに、ルータの設定画面に入るためのパスワードを必ず設定すること。
ユーザ名も変更できる製品なら、ユーザ名も変更することがおすすめ。先述のバッファローはユーザ名はrootに固定ですね。
一応最近のブロードバンドルータは、標準の設定ではWeb側からは設定画面に入れないようになっていますが、念のため。

ここまではネットワーク側の話でしたが、つぎは、PC側のお話。

ウイルス対策ソフトは必須です。
更新期限が切れてて、ウイルス定義ファイルが古いままになってたりするのも論外です。
買い直せとはいいませんから、せめて、フリーで使えるavast!あたりを入れましょう。
ソフトを買うとしても、マカフィーは回避するべき。ノートンウイルスバスターにしましょう。

ファイヤウォールソフトは、WinXP以降ならOS標準のでいいと思います。
XPのはアウトバウンドが監視できないとか、Vistaのはちょっと挙動が変とかありますが、統合セキュリティソフト(ノートン インターネットセキュリティとか)を買って導入するのでもない限り、別のを入れる必要もないでしょう。
ただしこれは、ある程度新しく、かつ変な設定にしていないブロードバンドルータを使っているという前提のもとでの話です。
また、気になる人や、OS標準のFWではうまく運用できない場合は、別途導入するのも悪くないです。
その場合、どうせ入れるなら、Comodo Firewall Proがおすすめです。設定がいささか取っつきにくいけどね。

スパイウェア対策ソフトは、1つ入れておけば十分です。
Spybotあたりが、簡単に使えていいでしょう。

最後に、仮想化を有効活用しようというお話。
ちょっと前では考えられなかったことですが、今はVMwareVirtualPCといった、優秀な仮想PCソフトが無料で使えます。
そこで、海外のサイトを巡ったり、よくわからないファイルを検証したりするときに、通常環境ではなく、別の環境として仮想PC上で操作すると、リスクをだいぶ軽減できます。
その環境が壊れても、よっぽどのことがない限りホストOS側へは影響しませんし、仮想OS側も書き戻しが楽です。
また、仮想PCは、何かと便利なので、操作を習熟しておくといいですよ!


おまけ
特定の(ないし特定の範囲の)IPを弾くことで、主にネトゲのアカウントハック等の防止に役立てることもできます。
詳しくは、「PeerGurdian2」でググってください。